[…いや、ここで締めくくったら唯の変態ですよね。
もう少しだけ…今度は反対側…左の太股に手を伸ばし更に足を開かせる。
…あった。ほとんど付け根に近い部分。赤黒く変色した傷口は8cm程の長さで。
これを理由に、いままで好きになった男性を拒む様な事があったのだろうか…そんな考えが頭に浮かび、チクリと胸が痛くなる。実際のところは分からないけれど。]
はぁ……ふ。
[それでも、傷口よりもレースの下着に目がいってしまう自分が憎い。ゆっくりと患部に顔を近づけているつもりだが、魅惑の三角地帯に時折吸い寄せられていく。
なんとか軌道修正して…傷口を目の当たりにする。もうそこまでの距離は20cmぐらいだろうか。
激しい鼓動のせいで、鼻から息をするのが辛い。はあはあ…と口から出した息は、彼女の大事な処に届いてしまったかもしれない。]
わ…わふふふ……わおぅぉん
(そ…それでは……触れますね)
[頭の中で詠唱をイメージし、更に顔を近づけていく。途中で頬に彼女の太股が触れる。その柔らかさに動揺しつつも黒のレースへと彼女の傷口へと唇をあてがった。*]