[背後から狙う殺気>>178には気づいていた。
ジェフロイを警戒しながらも、そちらに視線を向けた直後に聞こえた銃声>>178に、その銃口の向きなどから瞬時に弾道を計算して小太刀を振るった瞬間――ゾクリとした悪寒が背を走った。
血に飢えた獣独自の、勘というやつか。
弾丸が刃に触れる刹那。
小太刀から手を離し、横に飛ぼうとしたが]
――ッ、ぐ……!?
[小太刀が受けた電撃が、いまだ至近距離にあった手に衝撃として伝わり。
気絶するほどのダメージは受けなかったが、体に痺れが走り、ジェフロイから数歩離れた位置に膝をついた]