― レストラン ―
[さて、少し客足は落ち着いたか。
一息つきながら目を配っておれば掛かる声>>212は、見知った顔。
にこりと返す笑みは、営業スマイルとは少し違うもの。]
ああ……衛藤さん、お久しぶりです。
どうかお気になさらず。
こちらも暇を持て余すのは苦手ですしね。
[ましてや今日は試練の日。
契約者は"その時になればわかる"と最低限のことしか伝えてくれず、どうにもこうにも落ち着かない。
動いている方が気が紛れて助かるのは事実。]
では、衛藤さんが戻られた後にでもお食事頂きますね。