[―――と、廊下に響く鎖の音を耳にして視線をそちらへ振り向ける。音が次第に騒がしさを増したと思うと、廊下の奥から極彩色が近づいてきた。>>188>>199] ……ああ、"兎"、か。 元気そうだな。[朗らかな、と言ってもいい声を近づいてきたものに投げた。]