ぬっ!
[どうやら掴めたらしい>>207。
完全な暗闇の中出来るかどうかは賭けだったけれども、男は賭けに成功した。
とはいえ、相手は魔法の詠唱に入っている。
攻撃して槍を引きはがしてしまえばいいのだろうが]
『貴様!貴様!何をしている!倒さなければ貴様が危ういぞ!』
ぐっ……しかし……。
[やはり男は攻撃する気にはなれない。ならばと頭上で挟んだ槍を強引に自身の顔の横辺りまでずらしつつ]
ドロシーよ!
なぜ人狼となったのである!
[答えは帰って来るだろうか。
槍の先から発せられた水はこれで回避できるかもしれないが、魔法の衝撃で男が挟んでいた手は外れてしまうかもしれない]