――うん?
[視線を巡らせれば、丁度、サロンに入ってくる男(>>211)が目に入る。
声をかけながら近付いてくる様子に、挨拶がてら、軽く手を掲げて応じる]
耳栓をして寝ていたもので、騒ぎに気付かなくてね。
[あの衝撃でようやく目が覚めたのだが、そのときにはもう遅かった――という顛末を口にして]
なにが出来るか、か――、
ふむ、まあ――1杯か2杯くらいなら付き合おう。
こんな状況で酔い潰れるほど、胆は太くないからね。
[バーカウンターに誘われれば、軽く頷いた。
酔って判断力が落ちるリスクと、知己を作っておくメリットを天秤にかけてのことだ]