― 10年前のある日/宿屋 ―
[ペーター>>125の声が聴こえて。
“適齢期”の意味は、分からぬまでも、自分の好きな人達に、
何か失礼なこと言った!という空気は読めた。
その後の痛がる様子>>126に、内心で、ちょっぴり、
溜飲の下がったのは、内緒。大人ぶって頼んだ珈琲の苦さに、
砂糖とミルクを要求する様>>126に]
―――…うふふ。
[やっぱり、子どもっぽい、と。2歳しか違わない、
自分のことは棚上げして、思わず笑ってしまった。
確かに、ちょっぴり失礼だったのは認めるが、
レジーナ達への失礼な言葉と、お相子だと思っていたので、
何か言われたとしても、ぷい、とそっぽを向いて。
その後の関係は――さて、どうなったのだったか。]