[もちろんパーティから外す事を決めたのは当時のリーダー。”神父から言われた方が、まだ納得するだろうよ”と損な役割ばかりが回ってくる。
しかし、エレオノーレをパーティから外す事には反対しなかった。邪魔だったから、ではない。自分勝手な行動ばかりするメンバー達の中で、護りきる自信が無かったから。
クビを宣告した時、彼女はどんな表情を浮かべていただろうか。涙を流していたかもしれない。いつもながらに眉ひとつ動かさなかったかもしれない。
最後まで彼女の瞳を見ることが出来なかった自分には、知ることも叶わないが。]
お久しぶり、ですね…エレオノーレ。
よかったら、隣。座りますか…?
[彼女は自分を恨んでいるだろうか。
平和になった後では今更なのかもしれないが、彼女には謝らないと。
座るのであれば、新しい紅茶を調達してきて彼女にティーカップを渡しただろう。*]