――ッ、……[すれすれで躱した弾は脇腹を炙るように掠め、バチリ、と激しい音を立てて後方に突き刺さった。]……っ、…ぐ、…[びりびりと掠めた箇所が痺れ、眉をきつく寄せる。脇腹には切り裂くような一筋の焼け焦げ。まともに直撃していたら、これだけでは済まなかっただろう。己の放った銃弾は彼の肩口を抉っている。やはり外したか――と酷く冷静に思う。燃え立つような痛みに耐え、剣を鞘から引き抜いた]