人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国扶翼官 ルートヴィヒ

― 海洋 ―

[再編された帝国艦隊はシコンの湾を抜けて速力を上げる。
昼夜に隊列を変えながら、真っ直ぐに東を目指した。

ウルケルの提督副官に評されたように、"純情"で、裏も含みもない艦隊運用である。
動かせるかぎりの全艦を、囮もなく陽動もなく、宣言した通りの道筋を一丸となって進む。

己の道を突き進み、前に立つものは全て正面から打ち破ろうという皇帝の意思が、艦隊の形を成しているかのようだった。]

(213) 2015/11/13(Fri) 12:16:03

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