[零れ落ちる彼女の涙は、まるで月白に映ゆる真珠のよう] 覚えてる? いつか、私でも可能性に手を伸ばせるって、教えてくれたよね。 だから試練の時、ベルの言葉を信じて ……怖かったけど、全力でぶつかることが出来たんだよ。[気がつけば、言葉を紡ぐ玲緒の頬にも、ほろほろと涙が零れていた]