[次々と戦死者の名が呼ばれてゆく。かつての旧友たちの顔がよぎって、感情の裏へと過ぎる。戦死者の総数。…おそらく公国側も似たようなものだろう。今回だけで、これだけ多くの命が消費された。一度の戦でこの調子では……これからどれほど消耗してゆくのだろう]