ヤコブ…… ……うん、届いてたん、だ。[伸ばされた手が優しく背に触れる。失血による体温低下はあったはずなのに、触れる手は温かい。声も届いていたことを知り、涙に濡れていた顔に更なる安堵の笑みが浮かんでいた]