― 霊王の領域 ―
[カレル>>212の声に少し気を取り戻せかけた、のだが]
……あ……。
[>>206最後まで言い切られなかったので、心配も続くまま。響いた声に扉の方を振り返って、同じく固まった]
も、申し訳ありません。
[怒っているのはシリル達に対してだと分かっても。
そんな状態にしたのは自分なので謝罪の言葉が口をつく。
ティア、という呼び方から連想されるのは、精霊王から宝珠を授かったという方で。
今更ながらに頭の中は真っ白だ。
左手で右脇腹を抑えた身体が揺れて、グラナートが支える。
うぅるぅ、と困った声で鳴いていた**]