[もちろん、防御力が心もとない自分と違って火竜の攻撃に耐えられるかもしれない、『雷鳴』なら。
だがそういう話でもないのだ。
想定外の異常がある、という話を聞いてから、少女の中では否が応にも緊張感が増していた]
(だけど私だって――ここを守る手伝いくらいはしたいのです……!)
[機が熟すのはいつか。少女は待った。
やがて声が来る。>>186
『狙撃手』は愛用の武器を掲げ、彼の相棒は三度吠え、それが合図となった>>187]
いっけーなのです!
[『雷鳴』の放った斬撃が命中したところ、>>206
そこにさらに駄目押しの氷柱四連射をお見舞いする。
ひとつは逸れてしまったものの残りが立て続けにヒットしていた]