― 食堂へ向かう前>>207 ―[着替えを済ませ、怪我用の薬瓶をいくつか手に取る。 もしかしたら転んで足を挫いて動けなくなっているだとか、 そういう事態を考えた上で。 ヨアヒムが居るなら、彼にもその可能性と共に渡した方がよいか] ああ、どうかしたか。[扉越しに声を聞き、ヨアヒムの所へと。 半開きになっているゲルトの部屋のドアに気付き。] ……っ 開いたんだな、[駆け足で彼の後に続いて部屋を見るが、 やはりそこはがらんどうであり。 寝台にも人の姿は無かった。]