[ その後。 その警備員を見かけると、 ちょこちょこと後をくっついて回ったり 休憩中に、時々、おずおずと話しかけようとしたり。 すっかり一方的に懐いて、少しずつ笑えるようになって。 “警備員”というのが、どんな仕事なのかは 小さな子どもには難しかったけれど。 自分を守ってくれたように、 “この船を守る人”なんだということだけは、分かったから ]