人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


平原の民 エディ

[漸くと赤髪を見つけたのは点呼が始まる間際だった。
 もしかすると、探す目線の高さが違ったのか、と苦笑する。
 それほどに小さく見え、時の流れを痛感した。

 我彼の間には距離もあり、傍で話す時間は取れはしないだろう。
 初めての戦で高揚している血気盛んな男らの隊列を押しのければ
 どんなことになるか目に見えている、冗談ではない。
 と、せめて気づける位置まで移動して、口を動かす。]

 サシャ!!!

[サシャが気づいたなら、片手を挙げてみせて。
 久しぶり、とか、その辺りはもう、省く。]

(213) 2016/02/13(Sat) 11:26:27

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