人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の護花 コンスタンツェ

[暗い中へ意識が落ちてゆく中、浮かぶ記憶は柔らかに暖かく、まだその時は光を帯びていた。]

 『お父さん、この木は何て言うの?』
 『この木は……ええと、何だっけかな。』
 『もう。あ、見て。ここにお名前が書いてる。ひいらぎさんだって。』
 『そうだそうだ、柊だ。こんな白い花を咲かせるんだなあ。』

[それに他にも例えばそう、掃除や料理をしている時の記憶だとか、部屋に飾ってあるぬいぐるみの事だとか。
 そんな散漫なことばかりが浮かぶ……走馬灯、のようなものだったのだろうか。]

(213) 2015/10/04(Sun) 14:18:05

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