あ、ああ。[自分の方が気おされてしまうのは彼のふるまいのせいではなく、諦めたわけではなさそうなのに、自分を受け入れるというような仕草をする彼のせい。天使がそう求めるのなら好都合。それに、いつまでも主の好奇の目に自分もメレディスも晒されたくなかった。主に暇乞いをして、身一つのままの彼を後ろに従えて歩く。押し黙ったまま部屋を出るが、しゃらしゃらという枷の音でメレディスがついてくるのがわかる。それで思い出して振り返った]