[やがて一行は緑の平原を抜け、人の賑わう街の中へと足を踏み入れる。オクタヴィアスの姿に気付いた者が声をかけてくるのに対し、微笑みながら手を振った] 子供が生まれたんだって? 後で祝いの品を贈るよ。[その中で祝い事を知ればささやかながらに贈り物の約束をする。これは辺境伯を継いでから始めたこと。民との距離を縮める方法の一つだ。王都に居る間は出来なかったが、民とは出来うる限り会話しようと心に決めている]