─ 『世界軸』上層・天の広間 ─[振るう槍の芯は、一族に代々伝わる意匠の紐。その紋様は、術を強化する触媒となっていると聞かされてきた。実際、他のものに纏わせるよりも強固な氷になるのは体感で知っている。だから、この竜の肌がどれ程硬かろうと、貫けない訳が無い。そう信じて振るった槍は、>>205届いた声からも力を得たのか狙い通りに翼を貫き、切っ先で穴を広げて]…やった![反対も同じ様に出来ればこの巨体を落とせる、そう思ったと同時>>206輝きの咆哮が放たれた]