く、[追撃を仕掛ける好機で在るというのに、刹那だけ重力に負けた。 背後に展開されたイースの水帯の方が意思を持たない分、判断に早く。>>159] クソ……っ![奥歯を噛みしめ、防御に徹する。 イースの生み出した障壁の内側から、己の魔力を足せば、謎の金槍の衝撃にも耐えられよう。 攻勢を捨てて護りに全霊を掛けるとは、業腹であったが。*]