俺の父さんは俺が小さい時に死んじゃったんだけど、俺と同じように騎士団員でさ。 あんまり小さいんでよく覚えてなかったから、母さんによく父さんの話をねだってたんだ。 その中でも俺が一番気に入ってる話があるんだ。 父さんが魔物に襲われていた少年を守るって話なんだけど。 その少年を護った時に、その子にどうして?って聞かれたんだ。 父さん、それ聞いてちょっとびっくりしたんだってさ。 父さんにとっては、それはすごく当たり前のことだったから。