…ドロシー。 無理、してない?[ こちらの通信機の調子が悪く、届く音にはノイズが混じり。それでも出てくれたことに、そっと溜息を吐きつつほっとしたように表情は微かに緩んで硬さを帯びた声>>209は彼女が船長に就任した時の事を思い出させたあの時私は反対の声を必死に鎮めようとしていた宥めたりすかしたり。彼女の行く末が少しでも穏やかになるように小さな背中で、それでも気丈に振舞う彼女の味方になりたかった それが果たされたかは分からない。そして今――…]