……な、なに!?
[突然の事に戸惑いながらも馬を止める。
肩の小猿が警戒の唸りをあげ、今にも飛び出そうとするのは片手で抑える間に、周囲は兵らしき者たちに取り囲まれ。
その内の一人が、まつろわぬ民が何をしている、と問いかけて来た]
え……え?
ええと、オレたちは確かに、古き民だけど……。
[北の森の同胞が、周囲に住まう者と折り合えずにいるのはわかっているが。
ここまで警戒を向けられるとは正直思っていなかった]
あ、えっと、ちょっと待って! プルウィアもアケルも落ち着く!
[それでも、このまま戸惑っている場合ではないから、とまずは連れたちを制して]