人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


平原の民 エディ


 ラモーラルに棲まう女神は、靡いてくれるかな。
 6年も留守にした男のことなど、
 忘れてしまっているんじゃないか。

[往路にてひとり、嘯いた言葉が心を抜けてゆく。
 草原の民は風に、雲に、空に祈り捧げるが、
 けれど最期に己の背を強く押すものがあるとすれば、
 この大地と風と、そして、]


  ―――っだああああああああ!


[一直線に間合いを詰めてゆく。
 赤が噴き出すのも厭いはしない。
 最早痛みすらなく、ただ心臓が引き絞られるだけだ。

 これが最後、と、渾身の力で跳躍し、
 敵将の頭上めがけて一撃を放たんとする//]

(211) 2016/02/18(Thu) 02:26:50

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