―― 躍れ ――[足元を薙ぐ水流を、術の力を借りた跳躍ですれすれにかわす。 前方に跳ぶ勢いで一回転し、着地すると同時に地を蹴って飛び出す。 そして、刃が届くか届かないかの距離。 両腕を左へ流すようにして、一瞬背を向ける程に体を捻る] そこっ![大きく体を回転させながら、突き出すように伸ばすのは右腕。 術と術の間隙を突くべく、本来の間合いより外側から攻撃を仕掛けた]