― 神域最深部 ―[闇に包まれ、飛んだ先。そこは先ほどまでとは一転した、神殿のような空間だった。とはいえ、部屋の隅も天井も、ぼんやりとした闇の覆われてどれほどの広さなのかは目視できない。石造りの間の中央には、祭壇らしきものが築かれ、その上に、『闇』がいた]ぉー……なんか、記憶にあるよりでっかくなって……って、あー、そーか。ギンセイの……四玉の騒乱で生じた負の波動喰って、肥えやがったな。[やれ面倒な、と言わんばかりの口調で吐き捨てる]