――いや、爆発させたいのは、この船じゃない。
["措置"について問われれば(>>178)、軽く首を振って]
燃料油と化学肥料を混ぜると、爆薬になるんだがね。
私が爆発させたいのは――きみの目の前にいる人間なんだ。
[と、口にしてから、これでは誤解を招きそうだなと思い]
ああ、いや――、
もちろん、自殺志願者というわけではない。
ただ、もしも――本当にもしもの話だよ。
もし、この事態がどうしようもなくなったときにだね、自分を木っ端微塵にしたいんだ。
[とはいえ、爆発物は爆発物。物騒なことには変わりない。
理由をきちんと話す必要を感じて、言葉を編んで、アリーセに続ける]