人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


夜盲 ジャン

[脳が思考を拒絶し始めている。
不安が、困惑が、いつものように微笑みの中に隠せない。
表情を押し隠すように帽子のつばを引き下げ、
そのまま立ち去ってしまおうとしたが]

『次にひとりになったら私、きっとこわれてしまうわ』

[頼りなく縋る腕を思いだし、
逃げ出すこともできずに]

 ……すみません。 苦しく、なかったですか?

[彼女はどうしていただろう。
そっと頭を撫でながら、労わるように囁こう**]

(211) 2015/01/31(Sat) 17:31:44

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