── 現在・宿からの道 ── パメラ。それに、シモンまで[元気な声に呼ばれて>>191二人を捉えふっと笑顔を浮かべ駆け寄った。あれから随分時が過ぎて色んなことが変わって、自分自身もそうで。その中で彼女は少し不思議なままだけれど。それはきっと、いいことだと思う。可愛いパメラは、今でもわたしの友達だ。純粋な少女はだからこそ的確な言葉をくれることがある。あの時だって、落ち込み塞ぎ込んだわたしにそして兄に、するべきことを教えてくれた>>195]