.........ノイアー伯.........いえ叔父上。
[ 本当は、叔父と呼べるほど近くはない、ほんの僅かの血の縁しかない相手。
けれど、きっと、今この時、彼の心に満ちる葛藤と苦痛を、本当に理解出来るのは自分だけではないか?
そんな風に、思えて ]
この先、誰が、貴方を誹ろうと、俺は決して忘れません。
貴方が真に民とこの地の安寧を願い、ただその為だけに、命を捧げようとしていること。
[ 命懸けで誇りを守る.........それもまた正しき道であるのかもしれない。けれど、その道を選んだ果てに、数多の民の血を流し、滅び去った父の後を、彼は追おうとは思わなかったから** ]