あ そうですその…ウィル……さん[相変わらず語尾は濁しながら、ありがとうございますと一礼した。墓守は、自分たちが何者か、とか、花も持っていないことは別段気にも留めていない様子だった。花束が出て来るといいつつ、フードから傷薬、画用紙、コットンを取り出すのをまるで手品のようだとまじまじと見ていたが、墓には綺麗な花が供えられていたのでとりあえず大丈夫ですと告げ、案内してくれたことに礼を言うと墓に向き直り(>>4:254に続く)]