ええ、今は互いに迫った一戦のことに注力しなければ。[もしかしなくても、余計な気を回したのかもしれない。ソマリなら襲撃事件のことが知られたと話しても、余計なことを考えずに全力でディークと戦えたに違いない。けれど言えなかった。なぜか感情的に口を閉ざしてしまった]はい、その時には。……また。[だから、こちらこそ、と答礼を返して。同じように未来の約束をした旧友《カレル》のことも忘れてはいなかったけれど。また、という言葉に祈りを託して、自分もその場を離れた*]