― 修道院側/川の中 ―[先に盟主の合図で川に入った工作兵たちは、半数が火を消すべく慌てて橋へと泳ぎ戻った。だが残りの半数は最初の指示通りに小舟へと向かう。川を遡って泳ぐのは困難を極めるが、工作兵たちはいずれも泳ぎの達者なものたちばかり。>>2:281時に川底の石を手掛かりにしながら、着実に船との距離を詰めていた。身を守る物が無いために射られればひとたまりもないだろう。それを避けるため、またなるべく身を隠すために、彼らはできる限り潜水して進んでいく。]**