[深く抉りこむようにドロイドに突き刺さった矢を抜いて、片付けていた時だったか。
相手との通信が終わったらしいフィオンに声を掛けられて(>>189)我に返る。]
資料室、ですか?
……ああ、現場になったのはデータ資料館、でしたっけ。
はい、俺でよければ付き合いますよ。
[相手の苦笑いは、他に誘う相手がいないが故の選択からくるものだろうか。などと、見当違いの予測を立てる。
メイン・サロンには己と、フィオン。ドロイドとホログラフしかいない。
「しぶしぶ」俺を選んだ、ということだろう。]
俺もまだちゃんと見ていないんですよ、あの場所。
じゃあ、行きましょうか。
[手に持っていた矢を清掃ドロイドに渡して、相手の歩調に合わせるようにデータ資料館へと同行した。*]