古い約束により、おまえは闇を宿して生きてきた。 けれど、それはおまえの本質ではない。 王家の血筋が、わたしの本質ではないように。 [それは、カレルにとっても抜けない棘。血筋ゆえに隔てられ、血筋ゆえに守られ、血筋ゆえに求められることの煩悶。それでも──受け入れた上で自分である道を選んだ。]