― 回想・書庫 ―[>>2:367書庫の静謐な空気の中、頷く弟に言葉を続ける。まるで昔を思い出させるな、と、そんな事を思いながら。昔は喧嘩の勝ち方とか、そんな他愛の無い内容ではあったが――] ルージュは二人で通じ合えると聞くからな! 力を合わせるんじゃないかと思ってる[と、そこまで告げた折、弟の表情の歪みに気がついて] 『俺は、お前の味方だよお前と、お前の兄ちゃんのな』、か―― レトが、そんな事を? それで、ディークは急に言われたような気がして 驚いたって訳か……