[一歩近づけば、一歩下がる>>205。しかし狭い部屋の中だ。その距離はやがて狭まっていく。壁際に追い詰めたヨアヒムの首筋につきたてようと、懐からナイフを抜いた――その時。背後から、自らの名を呼ぶ聞き覚えのある声が聞こえて>>204手元が狂った]