『お前……生きたい、か?』[唐突な問いと共に向けられたはしばみ色] 『どんな道を辿る事になっても、それでも。 生き延びて、先に進みたい、か?』[向けられた色は鋭くて厳しくて、物凄くこわかった。でも、それは、自分の望みだったから、頷いて。……頷いて、それから……] ぼく……は……。[ずきり、頭が痛む。それに急かされるように太刀を握り直そうとするより先、衝撃が身体に伝わって。視界が、ひっくり返った]