……俺は、どこにもいかない。 あいつに……オクティに、そう、約束した。 あいつが帰ってくる場所を、あいつを出迎えるひとを、護る。 そう、誓った……俺の魂たる、この『霧雨』にかけて。[言いつつ、見やるのは傍らに突き立てた太刀] ……でも、俺はそのひとつを護れなかった。 だから、これ以上……誓いを、約束を。 破る真似は、できねぇんだよ。