人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


灰鋼色の竜 ディルドレ

[歳を感じさせぬ程の浪々とした声で、老婆は森の守りを固めた。
害ある者へは迷いの道を示し、害無き者ですら許可がなければ扉を閉ざす。
そうして竜の住処に立ち入る物が出来るのは、竜自身と昔から森に在る妖精精霊の類のみだった。]

余計な連中はここに入ってこれなくしたよ。
ま、あんたも出れなくなるけどそれくらいで丁度いいだろう。
勝手に飛び出されても困るしねぇ…

[戻って来た老婆はカレルの傷口に手をかざす。
痛みだけは取り去っておいた傷は、今度こそ緩やかに消えてゆくか。]

(210) 2014/09/14(Sun) 21:25:24

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