ヨアヒム、そんなに慌てなくてもクッキーは逃げないから。[何故かゲルトに対抗心を燃やしているらしいヨアヒムをなだめるように言うが、もう子供ではないと”喉につまったらどうする。”の一言を省いたら。] はいはい。 熱いから気をつけて飲むんだぞ。[かつてのように、ヨアヒムはクッキーを喉に詰まらせたようだ。優しく声をかけて、紅茶の入ったティーカップを差し出した。]