[不安は残るものの、シモンに包み込まれて、徐々に落ち着きを取り戻しつつあった頃、宿に緑の旅人が宿に飛び込んできた>>98。昨日、パン屋にいた知らない人だ。ちょっと身構える。と、その時。シモンは緑の旅人―ニコラスというらしい―に声をかけ、言葉を交わす>>105>>111。シモンの知り合いならば、悪い人ではないだろう。ニコラスに対する警戒を少し緩めた。直後、さらに大きな轟音が!リーザを包み込むシモンの腕に力が入る。]