―もしかしたらあるかもしれない未来―
[笑顔で迎えてくれた男に>>144軽く手を挙げる。]
確かに、空気は美味いな。
でも俺たち吸血種に薬は必要ないだろう。
俺が出来ることなんて、薬を作る事位だからな。
[肩を竦めながらそう返す。
人の中で生きることを選択した時、何人かに反対された。
彼も確か反対していたか。
それでも、父から受け継いだものを腐らせたくはなかった。
流石に人間の弟子をとることは互いに危険なのでしていないが、
そこに居ることで、交流していくことで伝えていけるものもある。
彼の心配は嬉しいが、そこは譲れなかった。]
ああそちらが問題なければ泊まるつもりで来た。
ああ、ソマリ。ひさしぶ……り…………