― 一方その頃/シュタイフェ・ブリーゼ ―[八幡統制室よりの問い。>>186それに副長が何か返すより早く、届いたのは、アイリが飛び込んだ、という報せで。……その瞬間、副長の背後にナニかが見えた者はどれだけいたか。それが鎮まった頃に、お気楽な通信>>208が入り。……空気が固まったのは、一瞬の事]『シュタイフェ・ブリーゼより、八幡へ。 ……艦長、お気楽にぴんぴんしているようなので、これから釣り上げてくる。』[妙に力の入った通信は、向こうに何を思わせるか。ともあれ、疾風《シュタイフェ・ブリーゼ》はゆるり、向きを変えて動き出す。*]