[アイリは振り上げた掌を下げず、彼の言葉を聞いた。>>200>>201反逆者の言葉に怒りを見せる軍の者達。しかしアイリは動揺を見せずにほくそ笑む] ふふ・・・ 吠えよるわ。よもや陛下とはな・・・。 だがまだまだ甘い。[門に集まる武装した近衛兵、大方守りきってみせるとでも意気込んでいるのだろう。しかしアイリはそれこそ狙いだった。電光石火に王宮を制圧するため、戦いが始まり喧騒に消えてしまう前に、戦を知らぬ王宮の者達に失望を与えるため、アイルの口が開く。]