[>>80オットー「なんだよ、其れ。」と思わず口から言葉が出そうになった。死をもって伝えようとしたヨアヒムの意思を貶したい訳ではない。矢張りどんな顔をしてヨアヒムはそんな言葉を呟いたのか。]
……けどさ、俺達はヨアヒムは信じたのに。選べと言われたら迷わなかったのに。
疑心暗鬼で死ぬのは嫌だけど…、俺は疑心器暗鬼になっても生きたいと思うよ。アイツは……、一緒に生きてはくれなかったんだな。
["信じたいものを信じ抜く。"ヨアヒムでもなく、パメラでもなく、アルビンはオットーを信じたい人に選んだろうか。けれどもヨアヒムにだってアルビンは騙されても構わなかった。ヨアヒムを信用していた。
オットーも同じ様にヨアヒムを信じていただろうか。大切な幼馴染みを。そう、アルビンは話しを締めくくった。]
(……お前がパメラの傍を離れるなよ。馬鹿野郎。)