さぁて、いよいよ大詰めだ。
この転移門の先にいるヤツを鎮めれば、任務完了って事になる。
……その分、色々と厄介だが、まあ。
お前らなら、切り抜けられる……俺は、そう、信じた。
[はきと言い切る言葉には、力が宿る。
滅多にやらない、神格としての言霊使い。
彼らであれば、この先のものにも屈しない、と自身が信じたのだと口にする事で、護りの力を織り上げるためのもの]
て、わけで。
行くと、しようか。
[口調だけはどこまでも軽く、転移陣の許へと向かう。
漆黒の光の魔法陣、それに踏み込めばふわり、闇の力が包み込み]